【週末スライダー4:ポジション】さあ、どこを守ろうか?

グラウンド風景 草野球

実は入部時、私にはちょっとした秘密があったのです。プロ野球好きなのに野球経験はなし。この経歴に偽りはありません。

しかし、私には日々のちょっとした、そして密やかな楽しみがありました。それは、プロ野球の実況中継を見ながら投手のモノマネをすることです笑。

私は高校生だった1988年以来の中日ファンでした。野球をテレビで観るだけでは飽き足らなくなった私は、自室の隅に枕を立てかけ、そこをめがけて、ゴルフの練習用の小さなスポンジボールを投げて遊ぶようになりました。それも、まさに今テレビのプロ野球中継で投げている投手のフォームを真似ながら、です。

関東に住んでいたので、プロ野球中継で観るのは巨人戦ばかり。

セリーグの様々なピッチャーの真似をしながら、軽くて柔らかいスポンジボールを枕に投げ込む。そんなことをかれこれ、10年くらい内緒で楽しんでいたのです。

もちろん、投げ込んでいるとスポンジボールはボロボロになるので、何個も買い換えました。

当時付き合っていた彼女を部屋に入れたとき、そのスポンジボールとグラブを隠し忘れていて、「何これ…」とドン引きされたこともあります笑。

公にするには少し恥ずかしい、秘密のプロ野球中継の楽しみ方でした。

スポンジボールを枕に当てると、スパーン!といういい音がするのです。いろんな投手の真似をしましたが、最初はなかなかいい音を鳴らすことはできません。

投球フォームや力の入れ具合、タイミングなど、いろいろと試行錯誤しまして、だんだんといい音が鳴らせるようになるのです。

特に中日の今中投手の真似は、バッチリ決まるとパン!と枕がいい音を立てて最高でした。

そんな私だったので、野球を始めるのなら投手以外のポジションは考えていませんでした。理由はそれだけでなく、まったくの素人が守備でエラー祭りになるのを避けたのもあります。

しかし、この投手をやりたいという希望が、後に奇跡を見せてくれるとは、この時はまだ夢にも思っていなかったのです。

どうせならバッテリーをねらえ!

野球を始めて、まず決めなくてはならないのがポジションですね。野球の醍醐味を打撃に求める方は多いですが、そんな方も野球を始めればきっと守備の楽しさに目覚めるはず。

相手投手の全力投球をスッカーン!と打ち返すのは確かにとても気持ちいいのですが、守備で難しい打球に飛びついてファインプレーを完成させた喜びは、私は数年間は思い出して楽しめます笑。ひょっとしたら一生思い出して、酒の肴にできるかもです。

さて、もしあなたが完全に野球の初心者なら、いきなりピッチャーを目指すのも面白いと思います。

野球においてピッチャーは唯一、自分から始動できるポジションです。受け身ではなく、完全に能動。ピッチャーの投球からすべてが始まるのです。

これは、人のタイミングではなく自分のタイミングでプレーできることを意味していて、自分が投げる球がどんな球かは、相手は関係なく自分によって決まるということです。

そして良くも悪くも、試合の勝敗に直結するポジションでもあります。さらに言えば、投手には様々なタイプがあり、必ずしも速いボールを投げる必要はなく、自分の打ち取り方を確立すればいかようにも戦えます。どうです? やり甲斐があるポジションじゃないですか?

反対に、初心者ではかなり大変なポジションがキャッチャーかもしれません。キャッチャーはピッチャーの投球をリードするだけでなく、内外野の陣形を指示するなど、グラウンド上の監督といった役割があります。

また、いつも中腰の体勢なのは、体力的になかなかキツいんですよね。

キャッチャーマスクやプロテクター、レガースなど、特有の装備品も多く、夏の暑さが堪えるポジションでもあります。

こんな苦労を背負い込んだキャッチャーは、やはりというか草野球では不人気ポジションと言えるでしょう。

しかし! ここにこそキャッチャーというポジションのメリットがあります。

非常に重要なポジションであるにも関わらず、意外にライバルが現れません。

これは、一度レギュラーを奪取すれば、この扇の要と言われるポジションを長く務められることを意味します。

優秀なキャッチャーは、どのチームに行っても引く手数多です。まさに一生モノと言える技術が身につくのがキャッチャーです。

守備の花形、内野手やろうぜ!

野球の守備の花形と言えば、内野手ですね。

2018年のドラフトでは高校生ショートが2人も競合でドラフト1位指名されました。

プロ野球においても広島東洋カープの菊池涼介選手などの美技に憧れる人も多いでしょう。

しかし、一口に内野手と言っても、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手と、4つのポジションがあり、それぞれ役割や求められる能力が違ってきます。

そしてこれは草野球ならではのことなのですが、プロ野球やアマチュア野球とは若干、重要度の序列が違う印象がありますね。

私がこれまでの経験上で思うに、プロ野球やアマチュア野球の内野の花形はショートかもしれませんが、草野球においては一塁手の重要度が高いように思います。

それはなぜか。追い追い、そんな話も書いていけたらと思います。

体力自慢は外野手が適任!

例えば新人さんや、他チームからの助っ人で参加してくれた人に、「どのポジションができますか?」と聞くと、外野手と返事が返ってくることが多いです。

もちろん外野手のスペシャリストという場合もあるのですが、試合の行方を左右するような致命的なミスを避けるために、無難に外野をやりたい、という意図がある方もいます。

たしかに「ライパチ」という、私もあまり好きでない言葉があり、これはギリギリで試合に出られるような選手はライトで8番、という意味です。

とかく軽視されがちな外野手ですが、これは間違いだとハッキリ言えます。

強いチームほど、良い選手が外野にいます。考えるまでもなく、外野手の後ろには誰もいないわけで、投手が打たれた打球が外野手を抜くというのは、即失点、そうでなくとも大ピンチを招くことになります。

広大な外野を守るためには広い守備範囲が必要ですし、ボールを外野から内野に素早く戻すためには肩の強さも必要になります。

つまり、フィジカルに自信がある方こそ、外野手の素質があると言えるでしょう。

しかし、足が速くない選手が外野手として活躍できないわけじゃありません。

私が知るナンバーワンの守備をする外野手は、お世辞にも足が速いとは言えない選手です。

その選手の話も交えながら、外野手についてもいずれ詳しく語りたいと思います。

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